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鳥越 一朗 著
イラスト 中川 学
118×182mm 256頁
「危のおっせー、電車が来まっせー」
と叫びながら、チンチン電車を先導した
告知人(先走り少年)たちの愛と友情の物語
明治28年、京都の街に日本初の市街電車が走り始める。電車による事故を防ぐため設けられたのが空前絶後の「告知人制度」。告知人のほとんどは12歳から15歳の少年だった。電車の前を走りながら、通行人に危険を知らせた彼らの実像はいかなるものであったか、環境保全面からLRT(路面電車)が見直される今、著者の想像力が明らかにする。
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