京の毒談と変見―Kyoto Key Word Book

型番 978-4897040837
定価 1,602円(税146円)
販売価格 1,602円(税146円)
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A5版 237ページ

京にこだわり、京を看破!!
全国から寄せられた127人の花マル投稿作品がブチかます
ナマでリアルな京都ワールド!!
もう一度、京都へ行きたくなるか、二度と行きたくないか、
その答えは、きっとこの本の中にある。


自分の京都探しに、みんな本気だった
京都にまつわる、あいも変わらない情報の氾濫の中で、今までにない新鮮な視点や発見がほしかった。出版社やテレビ局など、マスメディアからはお決まりの京都特集の発信。それを目にするにつけ、京都に暮らすものとして、日常実感するイメージとのギャップにイライラがつのる。
そこで考えた。いっそ、今ある等身大のナマの京都を様々なひとびとに表現してもらいその集大成を自分たちで作ってしまおうと。
その私の呼びかけに、α−STATION(エフエム京都)が応えてくれた。昨年末から今年三月にかけ、電波を通じて何度となく原稿募集をアナウンスメント。また地元の書店さんも快くチラシを撒いてくれた。
だんだんと投稿が集まりはじめる。そして思った。「みんな本気なんや」。
コラム、エッセイ、イラスト、写真…。そこには、どれも自分の頭で考え、自分の目で見、自分でイメージした、等身大でナマの京都があった。
その内容は、タイトルどおり〈毒談〉と〈変見〉に満ちた、思い込みの一面があるかもしれない。また京都にとらわれ、こだわりすぎだというご批判もあるかもしれない。しかし、じっくり読めば、そのどれからも、京都に対する熱い思いが伝わってくる。
正直言えば、走りはじめたものの、はじめのうちはどんな結果になるかといささか不安だった。しかし、編集作業を進めるうちに、「これは絶対おもしろい本になるデ」と確信。編集委員会のラストスパートは、まさにお祭り騒ぎの連日であった。
投稿してくださったみなさんはもちろん、初めてこの本を手にされたあなたもきっと、ワクワクするような京都の一大エンターテイメントを味わっていただけることだろう。
最後になりましたが、本書の発行にあたって、様々なかたちで協力してくださったすべての皆様に、心より感謝いたします。


【目次】
■第一談―ジンジンジン京都人(十人十色、京都人解剖白書)
・心ひかれる京女三様
・ああ恐ろしきかな京女
・道に迷っていると、いつも誰かが助けてくれる
・不可思議な街、京都
・ズバリ!私は京都がやっぱり好き
・「ご出身は?」「京都です」
・「京男」はいないのか
・ちょっと待った「京男不在論」
・オレは京オトコがキライだ
■第二談―場所・空間(私だけが知っている、イイトコ)
・安らぎの光を放つ京の佛たち
・消えていく大原
・京都はやっぱり大好きなところ
・雑踏をひょいと避けた、究極のトリップゾーン発見
・いつもの道で発見した、リラックス空間
・知っていますか?幻の神社、猿丸神社を…
・京都のブラックホール、こんな身近にあった?!
・日本的でも京都的でもない、世界中どこにでもありそうな、さりげない風景も魅力の京都
・街中にある、子供たちと私だけの秘密の釣り場
・川べりでくつろぐなら出雲路橋河川敷が一番
・エリザベス女王も感嘆!ちょっと足をのばして桂物語にひたってみては?
・行くは帰りの橋なり― 一条戻橋
・人も歩けば、石文にあたる
・天皇のお休み所と古都散策コース
・めくるめく異空間が待つ京都タワー
・えっ、これが京都?北山通&宝が池球技場
・「トーマス」に会えるかもしれないよ
・三度おいしい「送り火」見物
・龍谷大学大宮学舎―清和館食堂
・宇治川―独特な漁法が過去のダイナミックな流れを語る!!
■第三談―思い出なんて(甘くすっぱい私のメモリー)
・昔体感した「かんにんどすえ」のたまらん響き
・私の気になる京都
・青春のラストスパートの学生時代グラフィティ
・鰻と鱧―老先生の思い出―
・八年前のあの場所で〜DJごっつんの独り言〜
・夏の京都と出迎えもの
・私の心のふるさとは「長岡京」ではなく「神足」なのだ
・俺の京都がまたひとつ無くなってもうたぁ・・・
・女坂で「幸せですか」と聞いてみたい
■第四談―歴史秘話(歴史に埋もれた内緒ものがたり)
・恐怖の?路地裏の地獄
・「アメリカの京都」から「日本のボストン」へ
・いにしえの文化の香り、伯牙山よ永遠に
・高野新笠って誰?
・果たして鴨川を渡らなかったのか 丈山の謎
・往時を偲ばせる新撰組の壬生屯所跡
・『源氏物語』の結末について
・戦国の世のすさまじさを物語る過去世へのかけ橋
・幻想世界が蘇る太古の道
・山うるわしく水清し―もうひとつの京都市歌をご存知ですか?―
■第五談―独断と偏見―梅原が通る(未だベールに包まれた謎の男、京都を斬る!)
・朝はよ起きて東山みればサルのケツ真っ赤ケ…
・ここは外来文化文明の駐屯地、伝統京都の近代突出部・岡崎
・蒸し暑い京都の夏の夕暮れに、フィクションとしての納涼をどうぞ
・飛び下りるつもりなら我慢も堪忍できましょうに
・ここは京の映画館裏参道 聖俗ごった煮の街、裏寺
・メカニクスの王者、勇退ならず 悲しき一日三回興行
■第六談―あの人(ちょっと気になる、こんな人)
・飛び入りの夜
・雨の拾得
・京都に暮らす京都の音楽家たち
・国際的にも高い評価のバンドネオンを聴こう
・落飾の作家
・薬屋のおじいちゃん
・ユリカモメが飛ぶ日におじさんに会いたい
・超然と歩き続けた河原町のジュリー
■第七談―京風情(もう一度、京都が好きになった)
・御室八十八ヶ所のおはようさん
・京の水まき
・京都タワーは「ろうそく」なんかじゃない
・三条大橋・橋の下大学
・松原通りのキリストさん
・とにかくカッコイイ平安騎馬隊
・京の街はサバイバル感覚で遊ぶべし
・京の寄り道エトランゼ
・今、京都のフリーマーケットがおもしろい
・「スーツとふろしき」立ち止まって眺めてしまった
・季節を運ぶ京野菜と賀茂女
・京の贅沢路上ウオッチング編
・ほんわか、あったか素顔の京都
・あっぱれ!火祭りはやっぱり京都やな
・東山の夜、SF京都を愉しむ
■第八談―イマジネーション(思い込みの文学少年少女たち)
・雪のご利益
・裏庭の柿の木
・ポップスを口ずさみながら 私と石橋君
・猛バス
・「京都人化計画へえ、おおきに」
・マイ・シャンバラ・クラマ
■第九談―人には教えたくないお店(超おススメ、でも、探せるかな?)
・百円の水割り
・小さな紳士と淑女、つくります??
・宝くじ売り場みたいなパン屋さん
・本物の京の七味唐がらし
・ユニークな常連さんがいっぱいの名物珈琲屋さん
・もっと京都を好きになる方法
・チャイルドリサイクルさくらんぼ
・尼寺が粋な食べ物屋さんに?!「彌光庵」物語
・京都・謎のレコード屋
■第十談―京都を語れば(ちょっと気取って京都論?)
・ヤな街だけど見放せない
・ミューマンスケール&ヒューマンネットワーク
・「フェイマスシティー」
・狭い街の奴だけが知っている
・囚われずに、京都
・こんな京都はいりまへんか〜
・京都の路線バス
・吹き上げる風もやさしい鴨川あたり
・あの山が、僕に語りかけること
・誘惑の都市、京都―それは今も変わらず
・京都は、人間の一生が見える、そんな街
・京都をおろそかにすれば罰があたる
・絶対持つべし京の友人
・京都時間の名残かしらん?
・思い込みの歌舞伎鑑賞
・京都に来て映画を観よう
・古本屋の親父にみた京都人の気骨
・街全体が本を売ることを大事にしている
・−当世、大学・大学生考―
・心配がつのる「まさか」の向こう側
・超有名女優も絶句した、京都の勘定書
・京の贅と生
・東だけがなぜモテる?
・京都とカケて…
■第十一談―ムーブメント(京都を変える、明日が変わる)
・京都が芸術でワクワクの街に…期待の西陣アミューズメント化構想
・「OKINI」から無限に広がる世界
・「豊かな明日を創る伝統」って、こういうことちゃうの?
・世界文化自由都市・京都をみんなでつくろう

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